現実から逃げ出したい…「弱いメンタル」はどうやったら強くなりますか？

お坊さんを目指して日々精進中。百年企業型経営コンサルタントの青木 忠史(あおき ただし)が、フォロワー様・読者様・お客様からいただいたお悩みに向き合います。

今回のご相談内容

最近はあなたのように「メンタルが弱い」と自己認識している人が多いようです。しかし私は、根本的に「弱い」人はいないと考えています。

「自分はメンタルが弱い」と考えている人は、常に「私は弱い」と暗示をかけているようなものです。

メンタルの強弱で判断するのではなく「私は素晴らしい」など自分自身に肯定的な宣言をすることで、ポジティブなイメージを持ち続けましょう。

毎日のアファメーションで自分の意識を高める

アファメーションとは、言葉によって自分の意識を高める方法で、なりたい自分や、理想の姿を自己宣言することを意味します。

ここでは、私たちの会社で行なっているアファメーションをご紹介します。

「私はできる」
「私は素晴らしい」
「私は多くの人に愛されている人間だ」

この3つの言葉を毎朝7回、口に出して言ってみてください。これが習慣になると、自然と気持ちが前向きになり、やる気もあふれてきます。

あえて自分よりも「弱い」人たちと接してみる

これは少しずるい方法にはなりますが、自分よりも「弱い」人たちと接することです。

経営に関しては鉄則のようなもので、最初から対等、あるいは上位の人たちばかりを集めると、マネジメントがうまくいきません。同等以下のトップが言うことなど、誰も聞いてくれないのです。

ですから、最初は自分より「弱い」人たちを集め、マネジメントのコツを掴みます。次に同等の人たちを集めて組織を成長させ、最後に上位者とのコネクションをつくるのです。

自信の持てる環境を選ぶ

経営に限ったことではなく、仕事選びなどでも同じことが言えます。

向上心が強く「みんなに勝ってやる」「絶対に成功する」という意識から、レベルの高い仕事に挑戦したがる人も多いでしょう。意志の強い人であればそれでも成功を収めますが、周囲に「負けた」と感じた途端、意気消沈してしまう人も少なくありません。

自らの立ち位置を「弱い」と感じているのなら、自分が自信を持てる環境に移ってみるのはいかがでしょうか。

キャリアダウンのように感じるかもしれませんが、競争が激しい場所で戦うよりも、まずは確実に勝てる場所を選ぶのは賢いやり方だと思います。

周りに尊敬されることで自然と自信もつきますし、無理をせずに働けるので、負担も最小限で済みます。心が削られていると感じるのであれば、思い切って環境をガラッと変えてみましょう。

あなたは「素晴らしい」人間です

「メンタルが弱い」という人は、上を見て頑張りすぎてしまったのかもしれません。その時に経験した挫折は、仕方のないことだったと割り切りましょう。

そして自分は決して弱くないのだとイメージして、新たなステージに挑戦してみてください。いったんはキャリアダウンしたとしても、少しずつステップアップしていけば道は開けます。

あなたは「素晴らしい」人間です。そのことを常に忘れず、まずは今の自分を克服しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。