百年企業に必要な「理念型マーケティング」で最優良顧客を選定する

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目先の売上より「永く続く会社」(=百年企業)を目指しませんか?

青木 忠史

目先の売上なんて忘れてしまえ!
百年企業型経営コンサルタントの青木 忠史(あおき ただし)です。
【お坊さんを目指して日々精進中】

今回の記事は、百年企業に必要なマーケティング戦略として「理念型マーケティング」についてお話しさせていただきます。

目次

「理念型マーケティング」とは

理念に共鳴したお客様を集めることができるのが、その名の通り「理念型マーケティング」です。

理念型マーケティングを行うには、自社はどんな人の悩みやニーズに応えるために、どういう思いでサービスを提供しているのか、ということを明確にする必要があります。

理念に共感してくれた上で、サービスを購入してくれる優良なお客様を選定することで、高い満足度やリピート、紹介などにつながり、永く続く会社(百年企業)を目指すことができるのです。

不特定多数に向けたマーケティングのリスク

お客様になるかどうかわからない大多数の日和見な(周囲の状況や情勢をうかがって、自分の利益になる方へ行動する)人々に向けたマーケティングをして、たとえ20人の集客ができたとしても、契約できるのはよくて3人くらいです。

その上、契約していただいた3人さえも日和見なお客様であることがほとんどです。不特定多数に向けたマーケティングでは、日和見なお客様しか集まらないと理解しておいた方が無難です。

仮に同じ3人でも、自社の理念に共感してくれている優良なお客様3人であれば、永くお付き合いしてくれる可能性が高いでしょう。優良なお客様はロイヤリティも高く、リピートしてくれやすいですし、新たなお客様の紹介もしれてくれます。

一方で日和見なお客様は、サービスを他社と値段のみで比較して値下げ要求をしてくるようなお客様です。そのようなお客様ほど、満足度も低く、クレームの発生率も高い傾向があります。

自社の最優良なお客様を見極めることが大事

いまだ多くの企業は、いかに売上をあげるかだけを目標にしており、買ってくれる方なら誰でもいいという考えが主流ですが、それはある意味、お客様を軽視しているといえます。

日和見なお客様を対象に販売するのが当たり前で、自社の最優良なお客様を見極めるのは二の次、三の次になりがちなのです。

日和見なお客様だけを相手にしていると、売上は常に乱気流で安定しません。不安定な状況では組織づくりも進まないでしょう。

しかし自社が提供している商品・サービスを愛してくれる最優良なお客様を吟味していけば、必然的に事業が安定していきます。それが次の人材組織戦略にもつながるのです。

会社の未来のためにも「理念型マーケティング」を目指しましょう

安定して永く続く“百年企業”を目指すために必要な「理念型マーケティング」、そして優良なお客様の選定についてお話しさせていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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