プロフィール– ご挨拶 –

株式会社青木経営
代表取締役会長
青木忠史

百年企業型経営コンサルタント/日本建築塗装職人の会・会長
社会文化功労賞受賞2012年度/元警察官警察学校長賞/柔道2段

第1章
生い立ち

少年期。
自閉症と診断された兄と両親に愛され素直に育った真面目な天才青年。さらに良い先生に恵まれ日能研のテストで全国1番を取ったことも。両親には「あなたが頭が良いのは、兄のおかげだからね」といつも言われてきた。兄の自閉症教育教材を子供の時に一緒に行っていたからだった。

しかしある時、両親の離婚。
その後、大怪我で足掛け1年半の長期入院。白い天井を一人見つめ続ける日々。
同級生や先生が毎日お見舞いに来てくれて、人生を考えるようになり、ベッドの上で、社会のためになる大人になろうと決意。
高校生の頃までリハビリをし奇跡の復活。その後、柔道2段。さらに自分より力の強い選手を投げるコツを会得。
そこで、元警察官だったコーチの指導の下、警察官を志す。
理想を描いて警察官になるが、現実に落胆して退官してしまうことに…

そのショックが大きく、
理想の人生探し・転職アルバイト含め40回。有機農業をやろうと志したこともあった。
自分の荷物を整理して、当時の友達とも距離を置き、路上生活や、登山をして、修行僧のようないでたちで、いつも人生について考え、頭を丸めた姿から「お坊さんですか?」と聞かれるようになっていた。

そんな時、
離れ離れになった実父からの一本の電話。
そして、入社したのが父の塗装屋。
ここから、新しい人生が始まったのだった。

第2章
塗装店入社

2004年7月4日アサヒリフォームに入社。
輝いた未来を想像しながら来た会社には、
なんと、6000万円の借金…。
「自分が来るところ間違ったかな‥」と3日間だけ悩むが、ここで逃げたら人生の道は開けないと思い、背負う決断をする。路上生活に比べたら大したことは無いと思った。

しかし金融機関の返済計画では完済まで30年以上‥。
フィアンセからの「私の人生どうなるの‥」という悲痛の声で最短で返済することを決意。
そして「業績完済後には賞与支給と社員旅行に行ける会社にします!」と当時の社員全員と約束。

初年度

厳しく無駄の削減。
全員減俸。
意識改革。
休憩時間と作業時間の厳守徹底。甘い部分がかなりあった。
「息子とは俺は合わない」と反発して退職していく職人も。
1,000万円の返済
社内マニュアル制作開始。

2年目

マーケティング
(何も分からないところからスタートだったこともあり、塗装店経営、自社の姿を正しく見つめ、原理原則に沿った実行)

  • 「エリアマーケティング」近くの方々と信頼関係を構築する
  • あれこれやらずに専門特化する
  • 自社の何が強み?「自社職人だよ」という点から「職人を売る」
  • 仕事内容は他社と同じだが「思い」が違うということで「思い」で差別化する
  • お金がなかったので「ボロい事務所」をプロデュースして和風モデル。
  • かつ「開き直りマーケティング」のネガティブスマッシャー「事務所はボロいが腕は一流!」形式にし。
  • 「現在進行形」から「未来進行形」で「私たちは毎日毎日、地域のお客様にどんどん愛され続けている塗装屋さん♪」という「達成イメージの持続力」

これで2000万円完済!
この頃から実父は「このやり方はすごい!」と絶賛。知人の塗装屋親父を紹介してくれるようになり、会員様が増えていき、職人の会が出来た。
当時の私は、現場仕事終わった19時から電話相談を受けた。チラシ作成、営業資料のチェック、職人の採用~マネジメント等。日曜日には勉強会を開催し、北海道から沖縄の塗装屋親方まで来てくれた。

3年目

いよいよ現場の「工程管理」に着手!「標準原価率」を定めて工程管理と材料管理を行う原価管理をスタート。さらに生産性が高まり、3,000万円完済!
約束の賞与支給、社員旅行に行くようになった。

それと同時に業界新聞等でも華々しく紹介をされるようになり。同時にライバルにも見つめられるようになった。
全てはうまく行くと思ったのだが…。

第3章
会社分裂を乗り越える

業界新聞等で華々しく取り上げられている当時のアサヒリフォームを面白くなく思っていた存在が現れはじめる。
そして、ついに、ライバル会社から刺客を送り込まれ、会社の内部分裂を仕組まれることに。

それにより、なんと、私と実父はトラブルに巻き込まれ、別れさせられるようになり、別々のライバル会社になってしまった。会社の内部留保も全て持っていかれ訴訟をかけられた。
それと同時にライバルとなる同業他社にも「職人の会のマニュアル」がわたり、無断で内容の使用。
さらには会員を引き抜かれ、「職人の会はこれで終わる」と悪口を吹聴され続けた。

しかし、逆境に負けず、さらにここから「経営力」を磨くことになる。経営には、売上、利益よりも大切なものがある。そして不用意に目立ちすぎるのも組織が出来ていない時期には害になることがある。

  • 隠密戦略
  • 理念ビジョン価値観一致型マーケティング
  • のび太くん採用
  • 志を中心に会社経営を考える「100年企業型の経営」

これにより、その後「職人の会」でも『人材組織戦略』に取り組むようになり、多くの加盟店が多店舗展開を実現できるようになり、さらに発展繁栄を実現するようになった。

第4章
多くの工事店からの要望に応える
『信念』

私、青木忠史の根底には、「柔よく剛を制す」「小よく大を制す」という柔道の精神がある。
そのため「限界」が来ても「無理だ」と捉えることなく、いかにしてこの状況を元手にさらなる発展を描くことができないか・・と考えることが習慣となっている。

年々増え続ける、塗装工事店様からの依頼に対して、もはや自分1人では対応が不可能。
そこで、コンサル社員を雇って対応をしていくことに。
ただ、当然ながら社員は塗装店経営をしたこともなく、借金完済等をしたことも無いので、経営力に歴然の差があった。

そこで、会長としての青木忠志の「コンサル思考」をしっかりと落とし込んだ「コンサルサービス」を開発することに。それが、以下の3つ。

◎ニッポンの塗装店FC
(フランチャイズシステム)

地域1社限定制だが、しっかり塗装店経営に取り組んでいきたい方におすすめ。
特に、ニッポンの塗装店は経営が分からなくても、素直に実践していけば誰でも高度な経営ができ、地域密着の塗装店になっていくことができる画期的な経営システム。

◎繁盛親方
(工事店経営DX・デジタルトランスフォーメーション)

繁盛親方(見積作成・原価管理シート作成・顧客管理ソフト)のスタート地点は、どんぶり勘定の父のところで、エクセルで原価管理しはじめたのがきっかけ。見積書作成が、より短時間でできるように。忙しい社長でもちゃんと利益が残せるように。それらをシステム化をするようになり、自社だけではなく他店からも求められたのが繁盛親方のきっかけ。

◎トソイチホームぺージ
(集客・採用・ブランディング・事業承継を実現する・オンリーワンブランディングなHP)

まずは経営が分からない方でも、「職人の会式塗装店経営」に取り組んでいただけるのがこちら。
職人らしさありのままを魅力的に魅せることで集客、採用、ブランディング、事業承継これらを実現する経営成功軸にもとづいたホームページ。ホームページづくりは会社づくり。今固定ページだけで29ページ。塗装以外の下請けの工事店にも広がっている会社を育てていくホームぺージ。


これらを通して、当初、私が直接コンサルを行っていた以上に経営向上支援が出来るようになっていった。

さらには、ライバルにも、軽々しく真似されることが少なくなり、会員様をしっかりとフォローアップができるようになり、会員様の成長も着実なものとなっていった。

第5章
未来の日本そして世界の
建築業界を見据える眼

人口が減少し続ける日本

2050年には9500万人。高齢者が35%。
その中で、社会保険、介護保険、各種増税が起きる。

建築業界のなり手不足

建築業界の若手が減少。技術者人口も年々減少。
各工事店では、
・少数精鋭で高収益の経営が求められる。
・75歳までの高齢者、女性、40代、50代新人登用も求められる。
その上で、建築業界自体の魅力づけムーヴメントを起こす必要性もある。

世界情勢問題

エネルギー問題・食糧問題・円安問題で
ガソリン・電気代の高騰、物価高騰で、生活も厳しくなる。


今だかつてなかった厳しい時代の中を生き残る日本人。
第一目標は2050年。
商売敵と戦うのではなく、新しい哲学で、
よりよく競い合い、新しい未来を創造し続ける時代を目指そう。

それこそが「100年企業型経営」

理想顧客=ペルソナが求める未来の幸せを実現し続けるサービス開発に絞り込み、他店との戦いではなく、長期健全堅実経営の道に各社が入る。

これこそが、2050年までの日本で成長し続ける条件であると、私は考えている。

「お金」を貯めるのではく、「人徳」を貯める経営の時代。
収益は少なくなっても、それでもお金を貯め続ける努力の時代。

今聞くと少し珍しくも、青臭くも聞こえるが、これから、2050年までの約30年間の苦難の時代を乗り越えた時には、「ごく当たり前の経営」として、皆が行っている時代になっている。

「職人の会」はそれを示す存在として、皆様をリードし、育み続けたい。
2050年、私、青木忠史は76歳。その後、2064年(90歳)まで生きる目標を持ち、日本と世界の建築業界=工事店の健全発展を支え続ける覚悟で挑み続ける。

青木忠志の半生が漫画になりました!
「逆境の先に」

今回、プロフィールページに書かせていただいた、私、青木忠志の半生を漫画にして描いていただきました。今までの様々な逆境と奮闘を、ありのままに表現いたしました。
どなたでも無料でお読みいただけますので、青木忠志について興味を持って下さった方は、どうぞお気軽にダウンロードしてお楽しみください。