売上利益があれば、会社に自動的にお金が貯まる・・・わけではありませんよね。
経営者の中にはお金が残っても、使ってしまうタイプの方がたくさんいらっしゃいます。稼ぐ力と貯める力は別のものなのです。
目先の利益より“永く続く”会社を増やしたい!
百年企業型経営コンサルタントの青木 忠史(あおき ただし)です。
【お坊さんを目指して日々精進中】
今回の記事では、永く続く「百年企業」の経営者は「お金を貯める力がある」というテーマでお話をしたいと思います。
「お金を貯める力」が育つ経営者は意外と少ない
売上を上げる力がある経営者は一定数で生まれてきますが、「お金を貯める力」が育つ経営者は比較的少ない傾向があります。
特に売上が上がり、社員数が増えても、個人事業主時代の自分の金銭感覚のままの方が多いのです。
そのような方は、年商1億円程度の売上を上げているにもかかわらず、数百万円程度の内部留保しか持ち合わせていない経営を行っていたりします。年商1億円であれば、百年企業基準の内部留保は、50%の5,000万円以上になります。
そのような目標設定をし、さらには潜在意識の中にある「お金の器」を変える努力をしない限り、お金を多く貯めることができないのが現状です。
貯まったエネルギーを見える化したものが純資産
良い商品・サービスを提供したいと、経営者や社員の心にエネルギーが湧いていると、その良いエネルギーはお客様にも蓄積していきます。
そして、そのエネルギーを経営者が報酬として受け取ることができます。それが会社のエネルギーとなってさらに仕事に力を注ぐことができ、お客様の喜びも増え、ますますエネルギーが貯まっていきます。それと同時に、企業内に「ありがとうのお金」も貯まるのです。
この貯まったエネルギーを見える化したものが純資産ということになります。百年企業が持っているお客様の感謝や信頼は、みんなで地道に汗水垂らして頑張った結晶ですから、蓄積したくなるのです。
お金=エネルギーをしっかり貯められる経営者になりましょう。
お客様の感謝や信頼とお金というエネルギーは、多くの経営者が貯めたいと思っているでしょう。
しかし、お金で自分の好きなものが買えるとか、お金で野望を果たすことなどを考え始めると、お金は単に欲望を果たす道具となってしまいます。そして、エネルギーがなくなった結果、会社が回らなくなってしまうのです。
お金を貯められる力をしっかりと養い、百年企業の経営者を目指していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。