経営者の中には「経営が苦しい人」と「経営が楽しい人」がいます。
あなたは、経営が楽しいですか?
目先の利益より“永く続く”会社を増やしたい!
百年企業型経営コンサルタントの青木 忠史(あおき ただし)です。
【お坊さんを目指して日々精進中】
どのような業態の経営者でも、「経営が楽しい」という領域を目指すことで、永く続く“百年企業”になることは可能と考えています。
今回の記事では、仕事を通じての使命感が長期経営につながり、経営を楽しみながら百年企業を目指すことができる、というお話をしたいと思います。
「経営が苦しい人」と「経営が楽しい人」の違い
まず前提として、売上を追いかけるだけの経営、損得勘定だけの経営は必ず行き詰まります。長期的な経営は、損得勘定を超えた経営者でなければできません。
経営が苦しい人は、自分の仕事の深掘りが足りず、儲からなければ経営できないという低い次元の経営者です。
一方で自分(自社)の強みや能力をしっかりと認識し「この仕事をやることが私の幸せ」「自分と同じことができる人を育てたい」という領域に立った経営者は、仕事が楽しいですし、強い芯のある経営ができます。
例えば、新人への教育が最初は苦痛に感じたとしても、教えていくうちにコツをつかんで楽しさを感じられれば、自分も成長できます。さらに、育て上手な人が増えていけば、会社も大きく成長していき、長続きするようになるのです。
また、変わり続ける時代の中で、変化し続けなければいけない時でも、経営は難しくありません。現時点から次の時代がうっすらとでも予見できるようになれば、単に苦しいという心境から「大変だけど刺激があり、やりがいがある」というような心境になっていくでしょう。
損得勘定ではなく、使命感を持っているかが大切
会社の長期経営をする上で、経営者が損得勘定ではなく、仕事を通じての使命感を持っていることが大切です。
常に不安と隣り合わせの経営者。稼いだお金を無駄使いしたいとは思っていません。しかし、経営者人生を生きていくうちに「自分は何のために事業を運営しているのか」と考え始めるようになるものです。
そして、自分ができるお客様への貢献をもっと大きくしていこう、そのためにも自社を成長させていこうと考えられるようになると、経営者は稼いだお金を自社の成長へ投資していくことを考え始めます。
使命感を持った経営者は、このように変化を遂げながら、永きにわたり会社を育てていくことができるのです。
百年企業型経営の本質的な考え方
経営の本質とは、より多くのお客様にサービスを提供し、「ありがとう」をもらって商売を回していくこと。お客様の喜び、幸せを創出していくことが前提となります。これが百年企業型経営の基礎的な考え方となります。
あなたの会社の経営が、楽しいものでありますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。